自分なりに子どもたちを大切にできる思うように教育できる場を作りたいと思い、フリースクールを始めました。
しかし、気持ちだけで事業がうまくいくはずもなく、早速お金の問題にぶち当たっています。
今のところ事業としては2カ月間無収入です。それどころか、パソコン買ったり、チラシ作ったり、教室直したりと、支出だらけです。
そこで、お金に関する2冊の本を読みました。これも支出だが、自己投資だ!
少しだけ中身のご紹介をしてみます!
『不登校の子どもとフリースクール 持続可能な居場所づくりのために』
「フリースクールとお金」という講演会に参加する機会があり、そこで紹介されていた本です。
関西で実績のある3校のフリースクールの例から、持続可能なフリースクールの運営方法(特にお金)について紹介されていました。
その方法は3つ。
①選択と集中
②多角化
③多店舗化
①色んな事業に手を出しすぎて資源が分散したことで、かえって経営としての安定性が損なわれたという事例です。対象年齢は中学生以下、月額制の料金設定など、できることとできないことを明確にすることで、特色あるフリースクールとして魅力を高め、収益を安定させたそうです。
②フリースクール事業だけでなく、学習塾としての機能を作り、その収益を柱にして全体として安定した経営ができるようになった事例です。
③特色の違う拠点を3つ作り、生徒数を増やして収益を伸ばした事例です。
今のひまわりには、まずは①選択と集中が大切だと思います。それが生徒確保につながるはず!
その次に、②多角化をしていきたいと考えています。というかフリースクール事業を活用して、収益を出す方法を模索中。今考えていることについては、追って説明します。
『夢と金』
言わずと知れたキングコング西野さんの新刊です。私はずっとこの方の発信は見ていたんですが、本を買ったのは初めてです。まさに今の自分の悩み事にピッタリだったからです!
この本から学んだことは、以下の3つ。
①高価格帯を売ることで、より多くの人により安く提供できる。
②機能より人。顧客をファンにする。
③寄付や支援をしてくれる人が求めるのは、物ではなく”知ってもらうこと”。
この3つの考え方は、ひまわりを運営する上で使えそうだと感じました!と言っても、ラグジュアリー戦略だ!とか言って高級ブランドを売りつけるわけではありません(笑)
例えば、②機能より人。滋賀県ってフリースクールが多いんですよね。だから色んなニーズに対応できるように差別化することは大切かなぁと思ったんですが、最後はスタッフや集まる生徒たちという人。素敵な人が集まり、出会える場所にすることで、選んでもらえるのかなぁと思います!
①や③もひまわりでも活用できそうだと思い、できるだけ利用者に優しい料金設定に変えてみたいと思います。後ほど新・料金体系についてご報告します。
フリースクールの運営にかかる費用は?
1カ月間で必要な金額を試算してみました。
ひまわりはスタッフは家族だけですし、自宅でやってますし、割とコストはかからない設計になっているとは思うんです。それでも、これくらい(毎月約10万円)はかかってしまうんです!!
いかにフリースクールの運営にお金がかかるか、ということです。。。学校だと税金でまかなってくれている分がそのまま運営者にのしかかるわけですから。。。
そして事業として持続可能にするためには、スタッフの給料も払いたいし、ボランティアを入れて少しでも謝礼を払いたい。だから人件費は必要です。生徒一人一人のやりたいことに合わせて、教材費ももっと増やしたい。
ひまわりをどんな学校にしていきたいか?
ひまわりは公立の学校が合わず、他の選択肢を考えている保護者と子どものための場所です。
その時に高いお金を払う必要があるなら、通えない子どもが出てくるし、フリースクールは学びの選択肢として除外されてしまいます。
どうせ高いお金を払うなら、学校法人である私立学校を選んだ方がいいのではないか、とさえ思います。
学校に代わる選択肢にしたいからこそ、お金のハードルはできるだけ下げたい。とは言っても、公的な金銭支援がないフリースクールではどうしても利用料金をいただく必要はあります。
先日、不登校の子どもを持つ保護者さんと話していたら
「1回1000円ぐらいならいいかな~」
との意見をいただきました。
利用料金を変更します
ということで、今の私にできるだけひまわりのお金のハードルを下げてみました!!
学費について | 子どもの学び場 ひまわり (school-himawari.online)
お花サポーター:20,000円
葉っぱサポーター:30,000円
根っこサポーター:50,000円
サポーターってなに??という感じだと思うのですが、上でも述べたように本当は学校のように気軽に選べるのがベストです。だから生徒の保護者さんには利用料金ではなく、ひまわりへの応援代としてお金をいただきたいのです。
そして、あえてお金によるサービスの差をつけず、どのサポーターも待遇は一緒です。お金を払えないことに引け目を感じてほしくないから。だから安心してどのサポーターを選んでもらってもOKです!でも本音は、みんなお花サポーターだったら持続できないので、金銭的に余裕がある方は葉っぱや根っこになって支えてほしい・・・(笑)
ただし一つ、今回お願いしたいことがあります。1回当たりの利用料金を廃止して、全員月額料金制にさせてください!収益が安定するってのもあるけど、あえてこの変更をした理由は二つ。
一つ目は、学校の代わりとなる学びの場にしたいから。だからみんなに頻度高く来てほしいのです。できれば毎日毎回!
二つ目は、子どもが来る日を気軽に選べるようにしたかったから。1回ごとにお金を支払ってもらうと、毎回負担に感じてしまうのではないかと思ったのです。
生徒がたくさん来てくれたり、葉っぱサポーターや根っこサポーターが増えれば、お花サポーターの値段をもっと下げたいと思っています!何卒ご協力のほど、お願い致しますm(_ _)m
フリースクールを維持するためのお金をつくるには?
さてさて、利用料金だけでフリースクールにかかる費用をまかないきれるかと言うと、かなり厳しいものがあります。先ほどの試算で言うと、生徒が5人集まったら、一応売上10万円になりますが、利益がないので、給料の支払いができません。
もっと言うと、私はフリースクールを運営する上で、利益はしっかりと出したいと思っています。そうしないと、フリースクール運営者はあこがれの仕事にならないし、学びの選択肢は増えていかないじゃないか!!
ということでお金を集めるための私の作戦を全て公開します!
・協賛企業を探し回って寄付を募る
できれば一時金ではなくて定期的な支援をお願いしたい!
・助成金に応募
・クラウドファンディングにチャレンジ
・ブログアフィリエイト収入
使ってみて良いと思った教材を中心に、このブログで紹介していきます。早速この記事で紹介した2冊の本はアフィリエイトリンクを貼っています。
・Googleアドセンスの広告収入
アドセンスに合格したので、今後邪魔にならない程度にホームページに広告を載せていきます。
・無料の教材屋になる
新しくブログを立ち上げて、教材として使ったプリントをアップしていきます。これまで学校教員として使っていたものも公開します!
・教育アプリを開発
プログラミングは少しだけかじっているので、一人一人に合ったアプリを作れないかと模索中。
・子どものためのバスケスクールや個別学習塾を始める
机上の空論的なものもあるので、とりあえず少しずつ色々チャレンジしていきます!
お金のハードルはできるだけ下げ、でも一人一人に合った学びの場が提供できるようにがんばります!!
ぜひ来てくれる生徒さんをお待ちしております(^_^)
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