ひまわりの考え方

改めて、ひまわりをどんな場所にしたいか、考え直してみました。

ひまわりの考え方

サドベリースクール卒業生の講演会に行きました

先日、とある講演会に行ってきました。

よっぴー&まりんさんです!!

このお二人のことは以前からブログで知っており、今回奈良県で講演会があると知り、「奈良なら行ける!!」と思って駆けつけました。

お二人は親子ですが、娘のまりんさんは普通の公立学校には通わず、サドベリースクール(デモクラティックスクール)に通われていました。

さらに驚くのは、小1から高校まで行かず、17歳のときにふと思いついて、たった2

か月半で高卒認定試験に合格し、そして大学合格まで成し遂げてしまうのです!!

こんな生き方もあるのか!!と感銘を受けました。

私自身、中高の学校の勉強は好きじゃなくて、「これ、大学受験以外に何の意味があるん??」っていつも思っていました。

高卒認定さえとってしまえば大学受験できるので、あの中高6年間の時間を好きなように使えたのですね・・・!!

講演会ではたくさんの学びがありました。

本当の意味で子どもを信じるっていうのはどういうことか。親としての子どもへのかかわり方。学ぶとはどういうことか。価値観とはそもそもすれ違うものであるということ。etc…

よっぴー&まりんさんについて詳しく知りたい方はぜひ書籍を読んでみてください。正直本まで買うつもりはなかったのですが、講演会を聞いて熱くなってしまい、会場で2冊とも購入してしまいました。。。

でもどちらもすごく読みやすく、1週間で一気読みできたし、知りたいことがしっかり詰まっていました!

フリースクールの活動報告会でもありました

さて、この講演会は、和草(にこぐさ)というフリースクールなどの活動をされている団体が企画されていたもので、こちらの活動報告会も兼ねておりました。

正直に白状しますが、和草さんのことは全然知りませんでした・・・(;一_一)不勉強で本当にごめんなさい。。。

でも、話を聞いていたらどんどん興味が湧いてきました!!これって私のこれまでの人生の中ではあまりないことで、それほど素晴らしい場所だということですね。

まりんさんが通っていたサドベリースクールと似たような考え方をされていて、どんな活動をするかは子ども自身が100%決めていい。でもそこには温かいサポートをしてくれる大人がいて、仲間がいて、安心してチャレンジできる場所になっている。

なんか自分が目指している場所づくりの理想のような気がしました。

そこで質問コーナーがあったので、日頃の悩みを相談。

みょ
みょ

子どもはマイクラをして過ごすことが多いですが、どうやったらもっと子どもの「やりたい!」を引き出すことができますか?

和草さん
和草さん

ゲーム自体にも学びはあるし、いつか飽きるよ

そのお答えの中で印象的だった言葉があります。

『子どもが「(ゲーム以外の活動を)少しやってみようかな」と言った瞬間は見逃さないようにするんだけど、それに対して前から引っ張るようなことはせず、横や後ろから支えていく』

 

反省しました。

いつもの私は、子どもが「お菓子作りたい!」と言ったら・・・

みよ
みよ

こんな感じです。。。圧強すぎますよね。。。

「ちょっとやってみたい」と「本気でやってみたい」は違うので、子どもの前に立ってグイグイ引っ張ってはダメなのです。

特にこちらが良いと思っていたり、やってほしいと思っている活動に乗ってきたときはこうなりがち…(>_<)

あくまでやるかどうかは子どもの意思に委ねなければ、「自分で決めた!」ではなく、「やらされた…」になってしまう。

少し顔を出した芽が自然に育っていくのを助ける、おひさまや土のような存在でありたいと思いました。(和草さん的な表現をお借りしました)

ひまわりが目指す教育とは?

ここで学んだことを生かして、改めてひまわりではどんな子どもたちの姿を目指して、どんなことをしていくかについて再考しました。

まず、目指す子どもの姿は、

将来優先ではなく、まず今です。人生なんていつ終わるか分かりませんから。

でもこれは、ずっと快楽的なものだけをしていくということではないように思います。自分で決めた目標に向かって、苦難を受け入れて頑張る姿は素敵です!「好きなことで生きていく」のキャッチフレーズでおなじみのYouTuberでも、YouTube用の物件も探さなあかんし確定申告もしなあかんし、「好きなことだけして生きていける」わけではないです。

そのために、子どもたちにつけてほしい力は、

やはり、このひまわりを始めた当初から変わらない思いでした(^^)

親であろうと先生であろうと、所詮は他人。子どもの人生は子どものものでしかありませんよね。進路や何を学ぶかなど自分で決めていい決め事は、世間の目や人の意見を受け入れる必要なんてないのです。

そのために、ひまわりでやること・やらないことを考えてみました。

・活動の提案はするけど、強制はしない。

・活動できる選択肢は増やすけど、何を選ぶか選ばないかは子どもの自由。

・アドバイスを求められてときはサポートするけど、こちらから進んでアドバイスはしない。

・子どもの意志を尊重し、大人の意見(保護者も含む)を押しつけはしない。

・スタッフも自分がやりたいことを大切にして時間を過ごす。

・子ども同士もお互いの自由は尊重し、意見の押しつけや活動の強制はしない。

・みんなで決めなければいけないことは話し合って解決する。子どもの意見だからといって優先させない。大人も一人の参加者として意見していい。

こうまとめてみると、これまで以上に子どもの意見を尊重したり、話し合ったりすることを大切にしたいなぁと思いました。

読み書き計算の力は生きていく上でどう考えても必要だと思うけど、それを必要だと気付くこと自体が学び。強制したり、子どもを誘導したりしたらダメですね。

そして、サドベリースクールの考え方とはやはり非常に近いと感じます!

でも、ひまわりはあえてサドベリースクールやデモクラティックスクールとは名乗っていません。

それは、サドベリースクールと名乗ってしまったら、子どもたちに合わせて自由に方針を変えにくいからです。

昔あこがれた先生がおっしゃっていた大切にしている言葉があります。

「100人いたら100通りの対応をする」

サドベリースクールが合う子もそうでない子もいるのは事実です。

だからと言って、だれにでも合う学校を作ろうなどというおこがましいことは考えておりません。

でも、ひまわりを選んでくれた10人程度の子どもたちを最大限大切にできる環境にしたいとは思っていますし、どんな子が来るかで個性が変わる学校づくりをしていきたい、と思っています。

子どもだけでなく私自身もひまわりの一部なので、さらに勉強してひまわりの考え方をアップデートさせていきます!!

大人になっても学び続ける姿を子どもたちに見せたいです(^^)

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