学校はよく、子どもの”主体性”を育てたいという言葉を使う。
でも、主体性って何なのか?
学校の言う主体性とは、主体的に学習したり、主体的に行事に取り組んだり、要するに
自ら進んで学校生活を過ごそう
ということではないかと思っています。
でも必要なのは子どもが人生に主体的に生きる主体性でしょ?
(それすら要らないのかもしれない、と考えると沼にハマりますが…)
学校=社会の全てではないし、合わない場所なんだったらそこで主体性を発揮するというのはおかしい気がする。
大人だったら合わない会社なら転職したらいいわけだから。
ということで、よく聞く「主体的に学ぶ力」の「主体的」と「学ぶ」を分けて考えるようにしたらどうかと思っています。
そう思うと、今割とバランスよく活動できている気がしてきたので、最近の活動を紹介します(^^)
①楽しく学ぶ(教科学習的な意味で)
いわゆる勉強という意味での「学び」は、主に放課後学習コースで行っています。
来ている子どもの希望もあるのですが、ひたすら勉強!という感じではなく、ゆるく楽しく勉強に触れていく感じで進めています。
以下のようなプリントを作ったり、子どもが好きなIT機器を使ったりしています。
だれでも取り組める計算ドリルよりも、自分の好きなことや興味があることから学べるので、意欲は上がっているようです(^^)
たった2時間ですが、1時間はこんな感じで自作教材で勉強、1時間は実験やテーブルゲームをして活動的な学びをしています!
自分で説明書を音読してみたり、気に入ったゲームは家でも買って遊んでくれたりしたようです!
決められた時間以外でどれくらい影響を及ぼせたかが、学びに向かう力を育てることができたかだと思っています。
学校でも、授業でやったことを子どもが休み時間まで続けていたら、良い授業だと思うんですよねー(^^)
②子どもの主体的な活動を保障する(必ずしも教科学習に向かうとは限らない)
こちらはフリースクール・オルタナティブスクールとしての取り組みです。
初めのころは、「子どもが好きなことから学んでほしい」という思いがありましたが、学びというものを学校の勉強的な意味で捉えており、捉え方が狭かったように思います。
だから、子どもが自由に過ごす活動の中で国語や算数、理科につなげようとして、子どもたちを引っ張っていたように思います。
でも、だんだん子どもたちを見ていると、
「自分で選んだ活動をすること自体が学びじゃね?」
「一口にゲームと言っても色々考えて成長してね?」
という思いが強くなってきました。
じゃあ何を大事するか?
それは、主体性と当事者意識だと感じるようになりました。
こちらが提示したことから学ぶということえはなく、子どもがやりたいこと・やらなきゃいけないことに対して、自ら取り組む、ということです。
子どもたちに何をするか、より、何をしないかを大事にするようになりました。
お昼ご飯もスタッフはサポートをするものの、作るのは子どもたち。
待ってるだけで与えられるのでは、自主性や当事者意識は育たないと考えます。
自分たちで作らないとお昼ご飯は食べられない状況を作っています。
学校の学びも、それ以外も大事なのでは
「学び」という言葉は、学校での勉強のことを指すようなイメージがあります。
でも、子どもたちはどんなことからも多くのことを「学んで」いるんですよね。
子どもの内は、特に自分がやりたいことをする中で学ぶことが大切だと考えています。
一方で、学校の勉強は受験に必要という側面のみならず、面白い、役に立つと思える部分があると感じています。
そしてその先にある、学問に触れる、ということもしていきたいです。
こんなひまわりですが、放課後学習も、フリースクールも、来てくれる子をお待ちしております(^^)
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