なんやかんやで3カ月ぶりの更新になってしまいました。。。
今年の目標に最低でも毎月更新を加えておきます…(>_<)
しかし、この間に色々と思うところあり、先日(自分の中では)大発表をしました。
2025年4月、学び場ひまわりは「デモクラティックスクールひまわり」に生まれ変わります!!
↓デモクラティックスクールって何?って方はこちら↓
このデモクラティックスクール・サドベリースクールはこれまでもモデルとして取り組んできましたが、過去記事でも触れたようにあえて「デモクラティックスクール」と名乗っておりませんでした。
では、なぜ今回「デモクラティックスクール」と名乗ることにしたのか。
一言で言えば、それは「覚悟」です。
今回の記事ではここについて深堀りしていきたいと思います!
2024年の振り返り
「学び場ひまわり」は2024年を終えて、約1年半の活動期間となりました。
子どもが0だったところから始め、増えたり減ったりしながら、なんとか活動を続けてこられました。
2024年に取り組んだのはこんなことです。
・子どもたちと話し合って進めるために「スクールミーティング」を始める
・子どもたちが活動を自分で決めることを重視するようになる
・YouTubeを始める
・マルシェへの出店
・滋賀県フリースクール等連絡協議会の運営メンバーになる
・初めての講演会を開催
・雑誌への掲載(取材・論文)
・フリースクール・オルタナティブスクール・子ども食堂などの見学
・日本初のデモクラティックスクール「まっくろくろすけ」での宿泊研修に参加
並べてみるとこれだけ?って感じがしますが、日々子どもたちと過ごしたり、色んな大人と関わる中で色んなことがありました。
写真でどうぞ!
写真で見ると映えますね~(*^-^*)
そしてひまわりの活動のほとんどは2024年にあったことが分かります。
立ち上げの1年目は子どもがいない時期も長く、今よりも手探り感がありました。
その一方で自分としては寂しいこともあり、これまで来てくれていた子が来なくなってしまった、ということもありました。
子どもたちやご家庭が自由に学びを選択できることは大切なのですが、自分にとっては考えさせられるきっかけになりました。
でもその分、素敵な出会いもありました。
そんなこんなで、現在スクールに来てくれる子は3人、放課後学習は3人です。
なぜデモクラティックスクールにするのか?
冒頭で「覚悟」と言いました。
どういうことかと言うと、ひまわりはデモクラティックスクールとして方針で運営していく覚悟をしたということです。
これまで歩んできた1年半の中で方針についてはずっと悩み、色んなスクールを見ながら考えてきました。
開校当初は小学校教員をしていた経験から「生活教育」を大切にしたいと思い、子どもたちの日々の生活や好きなこと・やりたいことと教科学習を結び付けようとしていました。
でも、ひまわりに来てくれている子どもたちは、学校で見ている子たちより、もっと自由でした。
日々の様子を見ていると、「学びってなんだろう?」「各教科の力が本当に子どもたちの幸せにつながるんだろうか?」「大学に入ったり社会の中で働くことがゴールなんだろうか?」と、色んな思いが湧いてきました。
自分のやりたいことは一貫して「子どもたちが幸せな人生を送れるサポートをする」ことにありますが、その進め方には迷いが生じていました。
大人の価値観に左右されず、自分で自分の人生を決めてほしい。子どもの頃からそういうことを積み重ねることで、人は自分らしい人生を送れるのではないか。
そんな思いが強くなり、子どもたちが自分のやりたいことをして過ごすことを大切にし、スタッフはサポートするだけでよい、という方針を強めました。
そして決め手は、昨年夏に日本初のデモクラティックスクール「まっくろくろすけ」に宿泊研修に行ったことでした。
ここで、「今の方針で大丈夫かも?」「個人の自由は保障され、みんなのことは話し合って決める、という環境の中で育つとこんな風になるんだ!」「デモクラティックスクールの在り方は多様」など、たくさんのことを学びました。
以前の記事で、「サドベリースクールと名乗ってしまったら、子どもたちに合わせて自由に方針を変えにくい」と書いたことがあったのですが、そうではないと分かりました。
むしろ、子どもたちに合わせて自由に方針を変えることこそ、デモクラティックスクールの本質ではないかと思います。しかも、大人が勝手に、ではなく、子どもたちと話し合って決められるのです。
そして、先ほど述べたように、ひまわりを離れる子がいたことで、子どもや保護者の思いとひまわりの方針の間でミスマッチが起こらないようにしたいと思い、今回デモクラティックスクールとなることにしました。
デモクラティックスクールの子どもたちって、パッと見は「ゲームばかりしてる」という様子なので、多分保護者としては「自然の中で遊ぶ」「色んな体験ができる」スクールの方が安心なんだろうなぁと思います。
でも私としては、大人の価値観に左右されず、子どもたちが自分のことは自分で決められる「自由」を持ち、学校全体のことはみんなで話し合って「自治」できる中で過ごせることが、子どもたちの今とこれからを幸せに生きていく上で大切なんじゃないか
と、今は思っています。
デモクラティックスクールになってどう変わるの?
実は大きくはそんなに変わりません。
ひまわりの方針はこれまでも基本的にはデモクラティックスクールの方針に近いもので運営していました。
でも「個人の自由」と「学校の自治」はより強めていきたいとは思っています。
良かれと思って大人が先回りして用意したりせず、何でも話し合って決めたいと思っていますし、活動の出発点はいつも子どもであるようにしたいと思います。
これまでとの変更点
・学費・入学金(現在ご利用の方は変更ありません)
・団体名の変更
・保護者参加の総会実施(年1回程度)
・お昼ご飯の調理(調理ありきではなく、弁当持参や購入を基本とします)
・放課後学習コース(根っこ会員)の分離
「なんで学費を変更したの?」「なんでお昼ご飯の調理をやめるの?」というあたりは少しずつ記事にしてアップしていく予定です!
今後の予定
2月から移転します!
より自分たちの場所としての意識が持てるように、スクールをみょーちゃんの自宅と分けます。
2月21日(金)・22日(土)に「屋根の上に吹く風は」上映会やります!
デモクラティックスクールってなに? どんなところ? ひまわりはどうなるの?
ということを知ってもらうために、映画「屋根の上に吹く風は」の自主上映会&感想トークを行います!
映画「屋根の上に吹く風は」は、鳥取県にある新田サドベリースクール(デモクラティックスクール)の実践を記録したドキュメンタリー映画です。
その他予定
①3月 実際のデモクラティックスクールの映像をお見せしながら、「デモクラティックスクールひまわり」の学校説明会を開催します。
②3月~4月頃 「デモクラティックスクールまっくろくろすけ」の子どもたちとスタッフくろちゃんに来てもらい、お話会を開催します!
上記予定は、詳細が決まり次第、アップしていきます。
最後に
スタッフみょーちゃんは1月に誕生日を迎え、37歳になりました。
小学校教員を辞めて学校づくりにチャレンジしておりますが、持続可能な場づくりをしていかないといつまでも続けられないなぁと感じております。
今やれることは全部やって後悔ないようにしたい!
そのために2025年は行動あるのみでいきます!!
4月からの新入学生、大大大募集中です!
ご興味を持たれた方はぜひイベントに参加したり、お問い合わせください(^^)
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