ひまわりの考え方活動報告

マイクラでどう学ぶか?

ひまわりの考え方

※以下に出てくる個人名はプライバシー保護のため、仮名です※

毎週火曜日と木曜日に通ってくれている小学生こう君。

虫取りやボードゲームなどもしますが、今はパソコンを使ってマインクラフトにはまっています。

正直私自身ゲームをするのがあまり得意ではないので、他のこともしたいなぁと思ったりもしますが、「好きなことで学ぶ」がコンセプトのひまわりですので、制止することはありません。

じゃあ彼がやっているマイクラからどんなことが学べるのか、まとめてみました。

①自分で調べる力(国語)

こうき君のマイブームは「呪術廻戦」

一番好きなキャラクター五条悟の技をマイクラで再現しようと奮闘しております。

そこで必要になってくるのは、自ら調べる力。YouTubeを見て調べることも多いのですが、動画の内容を見聞きしたり、概要欄やコメント欄を読んだり、理解できない部分を学習支援者に質問したりと、情報を整理する力が不可欠です。まさに生きた国語の学習です。

②プログラムを組み立てる論理的思考力(算数)

ひまわりで導入しているマイクラの教育版には「エージェント」と呼ばれるシステムがあります。

これはスクラッチなどのようにビジュアル型プログラミングによって、簡単にプログラムを組むことができる仕組みです。

自動で建築してくれたり、敵に攻撃してくれたりと、とても便利です。

他にもコマンドブロックやレッドストーン回路など、プログラミングによる論理的思考力が身に付く場面がたくさんあります。

③キーボード入力

マイクラをパソコンでやるときには、コードを入力したり、検索をかけたりと、どうしてもキーボード入力が必要な場面があります。

こう君はみょに入力をお願いしてくる場面が多いですが、お互いに入力の度にやり取りするのは大変。

少しずつキーボード入力の練習をしつつ、アルファベットも覚えたりする機会にもなっています。

④英語に親しむ

最近の子どもたちはよく「チート」という言葉を使います。これはcheatという英単語で「ズルをする」といった意味がありますが、多くの子どもたちは意味を理解しています。

これも一例ですが、ゲームをする中で英語に出会うことがあり、マイクラでコードを書くときは必然的に英語が必要となります。

元々このマイクラを学校教育に持ち込んだ正頭先生によると、初めは英語教育の文脈だったそうです。

ということでマイクラをやれば英語が身に付く!というのは言い過ぎかもしれませんが、単語に触れたりして英語に親しめることは間違いないでしょう。

⑤たくさんの非認知能力

これが一番大きいかもしれません。

非認知能力とはテストなどで数値化できない能力のこと。

マイクラで言えば、主体性・探究心・好奇心・活用力・レジリエンス・創造力・表現力・コミュニケーション力などなど・・・。

やっぱり子どもがやりたいことをやるっていうのは強い!

学校の学習ではカリキュラムが決まっている以上、子ども一人一人の興味関心や能力、生活経験に合わせて学ぶことはなかなかに難しいですからね。

一例ですが、こないだ理科で地層の学習をした時の授業の感想で、「今は何の役に立つか分からないけど、きっと将来役に立つはず」って書かれていたのを見て、学校のカリキュラムってそういう部分も少なからずあるよなーと思った次第です(笑)

まとめ

そんなこんなでゲームと侮るなかれ、マイクラからはたくさんのことが学べます。

でも大切なのは学びを強制しないこと。人の成長する力を信じ、あくまで彼がやろうとしている方向性の中でアドバイスや提案をしつつ、楽しく学んでほしいと思っています。

まだまだ私自身マイクラについて知らないことが多いので、一緒にマイクラで遊びながら学びの方向性を探っていきたいところです。

マイクラを通してパソコンにも少し興味を持ってくれたようなので、今度パソコンを自分で組み立てて、さらにスペックの高いパソコンを手に入れようと計画中!

友だちとマルチプレイも楽しんでほしいところですので、ひまわりの活動に興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせをお待ちしております(^-^)

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