お久しぶりです。つまです。
GWに夫の実家に帰省した際に,10年ほど前に購入したというパン焼き機を貸していただきました。
今回は,パン焼き機で人生初のパンを焼いたお話をします。
ちなみに,この話をわたしは担当している小学校2年生の子どもたちにもしてみました。
反応がとてもかわいらしかったので,子どもたちの発言も交えながらお送りします(笑)
パンの作り方
ジャジャーン!
これが今回お世話になるパン焼き機です!
子どもたちに見せてみると「炊飯器や!」という声が飛んできました。
言われてみれば,確かに似ています。
中に,お釜みたいなものが入っているのも,似ていますね!
材料を測って入れていきます。
初めに,小麦粉。少々雑なところがあるので,少し多くなってしまいました…
そこへ,バターを加えます。
本当は無塩バターを入れるそうですが,思い付きで作り始めてしまっているので,そんなものはありません。有塩バターを加えて,その代わりに塩は入れないことに…
しかも,「バターは多めの方がおいしいよね!」と,少々多めに加えることにしました。
こんな感じで,かなり大雑把に勝手な感じで,作っていきます。
パン焼き機の中に入っているお釜に材料を入れていきます。
牛乳もそそいで…
準備完了!と言いたいところですが,これを忘れてはいけません!
ドライイーストです。焼きあがったパンの何とも言えないいい香りはこのイーストが醸し出してくれているそうです。
↓ドライイーストを開けてくれる娘の図
蓋を閉めて,スイッチオン!
しばらくすると,「ガタガタガタガタ」と,不穏な音が聞こえてきます。
パン焼き機が「練り」の作業をする音のようです。
子どもたちに動画に撮ったものを見せると「洗濯機の音みたい!」と上手に言い表してくれました。
確かにそうです。縦型洗濯機が脱水をする時の音にそっくりです。
ここで,少しスーパーに買い物に出かけました。
2時間ほどして帰宅すると,パンが焼けるいい匂いが家じゅうに広がっていました。
気になる焼き上がりは…
もっこりとして,いいふくらみをしています!
焼き色も,きつね色でいい感じですね!
本当は少し冷ましてから切るのがいいらしいですが,待ちきれないので焼きたてを切ってしまいました。
ふわふわとして,とっても美味しそうです!
いざ,実食!
あれれ…
味がない…
どうやら,塩を入れないといけなかったようです…
子どもたちに「味がないパンが焼きあがってしまったら,みんなならどうやって食べる?」と聞いてみました。
「フレンチトーストにする!」「生クリームとフルーツを載せる!」「卵のサンドイッチにする!」「バターやジャムを塗る!」などなど…いろいろなアイデアを出してくれました。
我が家では,チーズをつけて食べました。何かをつけて食べると,あっさりしているパンがちょうどよかったような気もするくらい,おいしくいただきました!
パン焼き機のことを調べると,バターの分量などはだいぶ工夫できるということが書いてありました。お菓子作りは,分量を間違えてしまうと,一気に失敗してしまうので,気合を入れて作るイメージですが,パン焼き器を使ったパンは思ったよりもおおらかなようです。
色々と工夫ができそうで,パンに対するやる気が私の中で膨らんできました。
子どもたちにも「おいしいパンができたら,また作り方を教えるね!」と約束もしました。
子どもたちに話すのなぜ?
私はよくこんな日常のたわいない話を子どもたちにしています。その意図は2つあります。
1つ目は,自分たちの生活の中には楽しいことがいっぱいあると知ってほしいからです。
私は基本的に自分がテーマパークに行った話や,子どもたちがほしいもの(ゲームやおもちゃ)を買った話はしません。日常的なことを話したいと思っています。スーパーで見かけるものや,家で起こったことを中心に話します。
子どもたちには,日記の宿題を週末に出していますが,「どこにも行かなかったから,書くことがない」と話す子がいます。それなら,私が生活の中での発見を,子どもたちに伝えて,種を蒔こうと思ったのです。生活を楽しめることは,生きることに前向きなことにつながっていくと思っています。
2つ目は,子どもたちの生活を豊かにするお手伝いがしたいからです。
子どもたちは,様々な生活を送りながら,学校まで通っています。ある子の家に家庭訪問に行くと,子どもだけ(小1と小3のきょうだい)で食パンを焼いていました。どうやら夕方にお腹がすいて,パンを焼いて食べることになったのだとか。「どうやって食べるの?」と聞くと,「砂糖をのせて食べる。」と言います。いつもそうして食べているのだとか…。それもおいしいけど,他の食べ方もあると知ったら,もっとおいしい食事が楽しめそうですよね。(ちなみに,私はその時にバターがあると聞いていたので,バター&砂糖を提案しました)
私の生活を例にとって,自分のお家とは違う生活があると知ることは,自分の生活を客観的に見て,「自分はどう生きていきたいのか」考えるきっかけになると思っています。
子どもたちは,とても素直に自分の生活経験から,面白い発言をしてくれます。友だちと関わりながら,楽しみながら,「生きることを豊かにすること」について私自身も考えていきたいと思います。
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