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イベント開催ひまわりの考え方活動報告

デモクラティックスクールを巡る

イベント開催

インスタで日々の活動をあげていて、ブログがおざなりになってました。

現在夏休み中のひまわりです。

少し余裕ができたので、ブログでも近況報告を。

インスタはスピード重視なので、あまり長文は書けないしね!

6月まっくろお話会

6月7日(日)兵庫県にある日本初のデモクラティックスクール「まっくろくろすけ」のメンバーが大津に来てくれました!

デモクラティックスクールを色んな人に知ってもらい、そこで育つとどうなるかを見てもらおうと思い、スタッフのくろちゃんと在籍する子どもたちが来てくれました。

来てくれた子どもたちは高校生年代の子が2人と小学校6年生の子が1人でした。

参加者は20名ほどで、元々デモクラティックスクールに興味がある方が多かったですが、たくさんの方に知ってもらう機会になりました。

最初にまっくろくろすけの紹介をしてもらい、その後1人ずつに分かれてもらって、参加者は話を聞きたい人のところへ移動。

これがなかなか好評で、人によっては時間が足りないほどだったとか!

参加者の感想を一部紹介します。(みょーちゃん一部改変)

実際にまっくろさんで育った方お二人と交流できて、一人の方はいわゆる勉強はしてなくて、ずっと”遊んでいる”そうでしたが、お二人とも自分で人生を切り拓いている信頼というか自信のある姿に触れて、私は狭い世界で生きてるなって感じられて、貴重な体験ができました。

その子はまっくろと家しか知らないのでそれが普通で、一番良いところは何?と尋ねられてもわからない、という答えになるほどと頷きました。

システムがあるからこそ自由に過ごせて、不具合が出ればシステムも自分たちで変えられる、という仕組みが安心につながっているのですね。

まっくろでやりきったら周りのみんなに認められて初めて卒業できる、それ以外は辞めるになるのもすごい仕組みだと思いました。

裁判という仕組みも、言葉を聞くとこわいですが、ミーティングでは解決せず裁判になり有罪になった時でも、その人がルールを守れるように手立てを考えて協力する流れであることもわかりました。

子どもたちは明確な意志を持って、いまを過ごしておられると感じましたし、「自分はやり遂げることが好きなので、途中でしんどくなってやる気がなくなっても、そういう時は他の人に振って手伝ってもらったり、最後までやり切ることができるし、終わらせる」という言葉に、生きていくのに大切そうな力を持っておられると思いました。

子どもたちの話している言葉から、なんとなくではなくて、自分はこれを選択する、選択しないということをはっきりさせておられると感じました。

子どもたちの目の奥が生き生きしておられたのが印象的でしたし、くろちゃんさんに友達のように話しかけておられる様子も、一瞬違和感がありましたが、あぁ、対等な立場なんだなと、納得しました。
 

兵庫県から来ていただき、ありがとうございました!

まず、まっくろの子どもたちのまっすぐで穏やかな眼差しが印象的でした。

3人のお子さんとお話をさせていただいて、自分の通っている場を愛している感じや、その場を自分たちで守り育てていこうという意思と行動力が素晴らしいと思います。

個人的には、「まっくろで育った子どもたちは、自分のことをよく分かっている子が多い」という黒田さんのお話に感じ入りました。

キャリアなんちゃらとか心理テストに依らず、子どもたち自身が安心できる環境の中で、日々の活動を通して丁寧に他者と聴き合い、話し、関わり、自分を知り、考え、揺れながら、時間をかけてアイデンティティを確立していっているからこそ付いている力なのかなと思いました。(自分の中の仮説が、また一歩確信に近付いたと感じました)

私自身も、このイベントで感じたことを反芻しながら、これからの日々を丁寧に積み重ねていきたいと思いました。

大事なことを教えていただき、ありがとうございました。

子どもたちが自分の言葉で自分たちの学校を、飾らずありのまま語るのを聞いて、とても感動しました。

最初の映像の中で、「まっくろのいいところは?」「わかりません」「まっくろはどんなところ?」「みんなが笑っている」というやりとりが、とても印象的でした。

他と比べていないし、みんなが笑っている学校だなんて、なんて素晴らしいんだろうと思います。

座談会の途中、まっくろの子が大人たちに囲まれても萎縮せずに堂々と受け応えしている姿を見て、参加者が彼の顔を覗き込んで「あなたは、大人?」と質問していたのも心に残りました。

大人たちも、負けていられないな。そんな気持ちで帰りました。

そしてイベント終了後、夜はみんなで焼肉パーティー&ひまわりにお泊まり。

深夜のテンションって色々話せるよね。

ひまわりのメンバーも一緒に泊まって楽しかったみたいだし、色々刺激を受けたようです。

7月まっくろ訪問

6月のイベントを受けて、まっくろを実際に見てみたい!という人が出てきたので、見学に行きました。

7月21日(月)海の日に行きました。まっくろは祝日もやってるのが良い!

スタッフみょーちゃんはお世話になりすぎて、行くのはもう4回目(笑)

我が家も入れて3家族とひまわりの子ども2人で行きました。

いやー、何回行っても自由の中で育つ子どもたちの姿に感服!

この日は裁判も行われることになりました。何度も来てるけど初めて見ました。

以下、参加者の感想です。(みょーちゃん一部改変)

まず、子供たちが自分で判断して好きな時間に食事をしている場面が良い。

卒業生であるスタッフへのインタビューも面白く、私がそういう風になりたいなーと思っている感覚を当たり前に持っていることに驚きました。

お話で印象深かったのは、「まっくろは失敗が前提にある場所」ということをサラりとおっしゃっていたことです。

まっくろにはたくさんの子供たちが作ったルールがあり、そのルールを把握するだけでも難しそうだな、と思ったのと、自由な場であるはずのまっくろに、たくさんルールがあることに最初は疑問に思っていました。

しかし、そのスタッフさんは、ルールを守るの大事だけどそこにこだわる子はしんどい部分はあるかも、と話されていました。

ん?ルールがあるのに、守るのを意識するのは良くないの?どういうことなんだろうか。と思ってしまいました。

でも、まっくろでは「失敗が前提にあることを保証されている」ので、ルールが守れなくても、その時に皆で解決したり話をしたりすることに学びがあるので、ルールは大事なようで大事ではないんだな、と思いました。

勿論、社会に出たらルールを守ることが大事だけど、そのルールが適切ではないこともあって、自分で判断したり考えたりすることが出来ないと、ルールを守ることでかえって不幸になってしまうこともあるかもしれないな、と思います。(ブラック企業と言われるところはその典型かもしれません)

社会に出るまでに、毎日毎日繰り返し、自分で判断、解決することに慣れているまっくろの子たちは、きっと社会に出ても、適切ではないルールに対して上手く回避したり、改善する力がつきそうだなーとなんとなく思いました。

人間は色んな能力や色んな知識があることも大事だけど、幸せになるには、自分のことは自分で決めることが一番幸せを感じやすいのではないだろうか、と思い、私も息子に対して「こうあって欲しい」という気持ちを押し付けた部分はたくさんあるな、と反省しました。

まっくろを見学して、私自身、自分の子育てのあり方に考えさせられ、また、自分の生き方にも考えさせられました。

8月くまのび見学

夏休みに入ってまとまった時間ができたので、8月7日(木)にデモクラティックスクール「くまのび」に行きました。

デモクラティックスクールネットで存在を知り、和歌山県にあるので同じ関西なら近いかなと思って見学に行きました。

しかし、実際は地元愛知県よりも遠く、4時間ぐらいかかりました。。。

でもその分、超自然豊か!!

写真では伝わらないけど、大迫力の山々でした。

お話ししたスタッフのゆきさんも大変気さくな方だったし、たまたま来ていたデモクラティックスクールまんじぇのスタッフきょうこさんともお知り合いになれ、教育談義に花が咲きました!

くまのびについては自分の感想を述べます。

デモクラティックスクールの良さは一つ一つのスクールのカラーが違うところである。

それは、そのスクールの環境、スタッフ、子どもによって、民主的な話し合いの結果が変わるからである。

今回訪れた「くまのび」もこれまで見学したどのスクールとも違った。

スタッフの関わり方、お昼ご飯の調理、ミーティングの在り方。

一番独特だと感じたのは、スクールのシステムがシンプルであること。

デモクラティックスクールを見学していると、どこもルールがたくさんあって複雑なことに驚くが、ここではそれがない。

その後お話したデモクラティックスクールまんじぇのきょうこさんの言葉も印象的であった。

「ルールなんてない方がよいし、みんながお互いを思いやってスクールがうまく回るならそれに越したことはない」

くまのびのスタッフゆきさんもルールについてこうおっしゃっていた。

「ルールで決めてしまうと、それ以上話が深まらないようなところもある」

なるほど、そういえば私も教員をしていた時に先輩が似たような発言をされていて、いたく納得した覚えがあったことを思い出した。

スクールがうまく回るようにシステムを確立しなきゃと思ってたようなところがあったが、それが目的ではないことに気づかされた。

デモクラティックスクールの実践は多様であるが、誰もが心地よい場所づくりを目指しているという点では共通している。

もっと自由により良い民主的な場づくりについて考えていきたいと、改めて思うことができた。

これから行きたいところリスト

デモクラティックスクールでは以下のところに行きたいと思っています!

本当は本場アメリカのサドベリースクールを見に行きたいけど、今は円安が堪える。。。

・デモクラティックスクールASOVIVA!

大阪にあるデモクラティックスクールで、不登校になった子どもが代表をしてるとか!

知り合いも通ってたらしいし、気になってます。

・デモクラティックスクールまんじぇ

スタッフみょーちゃんの地元にあるデモクラティックスクールです。

先日くまのびにてスタッフのきょうこさんとお知り合いになれたので、これは見に行かねば!と思っています。

・新田サドベリースクール

映画「屋根の上に吹く風は」の舞台になったスクールです。

みょーちゃんの娘は森のようちえんに通っていて、卒園生でも学校がフィットしない人がいるし、そういう人たちの参考になればとも思うので、見学したい!

その他、デモクラティックスクール以外でも気になっているところあります。

元々学校を見に行くのが好きなので、一条校やフリースクールなど問わず、おススメあったらコメントにて教えてください!

・WING SCHOOL

・まおい学びのさと小学校

・伊那小学校

色んな場所をたくさん見て、スタッフとしての引き出しを増やします!!

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